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オンラインセミナーで売る前に、その内容で大丈夫?

 

 

ウェビナーが主流となって来た昨今。

ウェビナーとは、ウェブセミナーのことですが、もしかしたらオンラインセミナーとか、ズームセミナーといった方が分かりやすいかもしれませんね。

 

このようなネットを活用して、セールスをするフロントセミナーを開催する方も多いと思います。

 

今回は、そんなセミナーを用意している方々向けに、哲学セールスの考え方を少しレクチャーいたします。

私はこの考え方で自分の高額商品も売れたし、指導した方も2日で80万円売った方もいらっしゃいました。

MLMの組織づくりもお手伝いしましたが、派手さはありませんがとても強固な組織が出来ます。

 

 

ちょっと前に、webでのフロントセミナーのテンプレートを紹介している方がいらっしゃったので、興味があって見てみました。

 

「このパワポの空欄を埋めたものを使ってください。そうすればバックエンドが売れます♪」

的なやつです。

 

どんなテンプレートなのかなと、期待と不安を持って開いてみると・・・

 

※ 目次 ※

1.驚愕のなんだこりゃテンプレート!?

2.質の低いセールスとは?

 ①「あなたらしくない」戦法

 ② 「過去の私はどん底でしたが、これでV字復活しました」戦法

 ③「あなた」「私」戦法

 ④「成功しているあなたを想像してください」戦法

 ⑤「沢山のお客様の声」戦法

 ⑥「異常なプレゼント」攻撃

3. 本当に伝えるべき事

 

 

 


1.驚愕のなんだこりゃテンプレート!?


え?

まだ、こんな感じで売ってんだ!?

 

もう、たまげました。

コテコテの古典w

でも、ある意味、目を覚まされたというか…。

これでまだまだ売れているという事実があるんだろうなと・・・。

ここで問いたいのはその「質」です。

販売するモノの質ではなく、売り方の質ですね。

 

 

売り方の質が悪いということは、どういう事でしょう?

一言で言うなら「感情あおり系」です。

これは売り手にも買い手にもデメリットがあります。

 

まず、買い手のデメリット。

その場の感情的な判断で決めるので、衝動買いしやすい。

 

売手のデメリット。

感情が判断基準の顧客が多いと、アップセルしにくかったり、キャンセルやクレームにつながりやすい。

 

 

こういった事が起こりやすいです。

でも、確かに売れるんですよね(一部の人には)

 

特に今は、今後の展開について不安や焦りなどを感じている人も多いので、そこを煽るような言い回しは効果的でしょう。

 

 

しかし…、それでいいのでしょうか?

 

販売する商品が、ある程度の水準を保っていることは、この日本では当たり前。

・・・だと思いたいですが、低レベルな売り方がまかり通るなら、商品の質だって下がるのは必至です。

 

ここで、あえて「売り方」にも注目していかなければ、低レベルな資本主義が蔓延するだけです。

 

インターネットを通したオンラインセミナーでは、空気感が伝わりにくいので、より一層「質」にこだわることが必要です。

信頼を獲得するためには、商品だけでなく、売り方もとても大事です!

 

そこで、売り方の質がどういうところに現れるのかを考えてみましょう。

 

 


2. 質の低いセールスとは?


ここまで読んで、果たして「感情をあおる低レベルな販売」とはどういうモノなの?…と思いますよね。

ここで、その構成をお教えします。

 

どうかこれを読んで、それに当てはまる売り方に遭遇したなら、今一度冷静に考える。

そして何より、そういう売り方をしないようにしましょう!

 

 

【低レベル販売トーク構成】

① 「あなたらしくない」戦法

 

私の事をよく知っている人ならともかく、初対面の人から

「あなたがやりたいことは〇〇〇だったはずです。それが形になっていないのは、あなたらしくない!」

と言われると、私は非常にムカつきますw

 

「あなたができるようになる方法を私が教えます」

ということを伝えたいのしょうが、そのために、何故わざわざ

「あなたらしくない!」

とか

「あなたらできる!」

なんて言い方をするんですかね〜。

 

いわゆる夢の押し売り。まさに感情煽り系です。

 

 

 

「過去の私はどん底でしたが、これでV字復活しました」戦法

 

これは、マーケティングセールスの常套句ですが、どん底だという自覚が薄い人には単なる絵に描いた餅になることがほとんどです(笑)

とても効果的な方法だったとしても、取り組む人がしっかり努力することが大前提です。

V字回復したその本人は、かなりの努力をしたことをあまり語らなかったりします(笑)

 

そもそも、上手くいく人というのは、どん底かどうかに関係なく100%で行動できる人です。

その人がV字回復したノウハウだとしても、取り組むのは「自分」という事を肝に銘じましょう。

 

 

 

③「あなた」「私」戦法

 

「あなた」や「私」をあえて多用するよう勧めるのが現在の営業トークの現状です。

一人称と二人称を使う事で、自分事として感情移入しやすからです。

そして同時に、冷静な判断から遠のいていきます。

 

私は以前から売りこまれる時、「あなた」とか「幸子さん」とか言われることが非常に嫌いです。

「軽々しく呼ばないでください。」

と、逆に心のシャッターが閉じますw…私だけでしょうか?

 

そうではなく、一般論として人々が抱える問題を指摘してくれた方が、客観的に自分の現状と比較できるはずです。

 

わざわざ「あなた」を多用するのは、感情操作を意図的に行いたいのだなと、売り手を逆メタ認知してやりましょう。

 

 

④「成功しているあなたを想像してください」戦法

 

あぁ・・・もうウザいwww

それでどうにかなるなら一億総勝ち組ですw

成功できない人の共通点は想像力の欠如であることは間違えないでしょう。

でもそれは、未来のなりたい自分ではありません。

 

そうではなく、自分がお役に立てるであろう人々に対しての想像力です。

「どんな人にどんな力を提供できるのか?」

そこに想像力を活用してください。

 

 

 

⑤「沢山のお客様の声」戦法

 

事例はとても大きな説得力があります。

事例がある方は効果的に見せるのは当然です。

しかし、沢山の事例は本来は不要です。

 

お客様の声が沢山あれば「私にも良いかも感」が増すかもしれません。

しかも、このお客様が現状の自分よりダメダメさんで、華麗にV字成功をしていたら尚更です。(某スポーツジムのCMばりに)

 

でも、どん底の人ほどめちゃくちゃ頑張るんですよw

「私はそこまで酷くない」

と思うなら、もうその時点で100%頑張る可能性は低く、始める前から負けてます(笑)

 

あまりに多い事例を見せつけるのは、商品の正当性をそこで訴えたいという、売り手側の怠慢でしかありません。

 

本来は商品説明を漏れなくキチンとすれば、それを購入した後のイメージはそれぞれの中で膨らむはずです。

 

 

 

「異常なプレゼント」攻撃

 

これは、迷っている人の背中を押す戦略としてはもちろんアリですが、内容次第では違法性もあります。

例えば、

「通常価格は○○円ですが、今日は特別50%オフ!」

と言っておきながら、通常価格での販売実績がないとかw

 

また、プレゼントは取引価格の20%までと法律で決まっています。

なので、プレゼントの方が本体価格より高額なものは違法性があります。

そういった知識がない売手なら、そもそもビジネスの土場に立つ資格がないという事です。

 

 

以上に挙げたものは、残念ながら現代のセールスでは「必須」と言われるものがほとんどです。

どんなにやり手の人でも、多くの場合がこの考え方に沿ってトークを構築しています。

 

 

同じ型だとしても、見せ方が上手いか下手か…という違いだけでしょうね。

こんな売り方はもういい加減卒業しないといけません。

 

 

相手の感情など煽らず、何故、商品説明に徹することができないのでしょう?

キチンと伝わる術を知れば、こんな事を言わずとも、黙って買ってくれます。

 

 


3. 本当に伝えるべき事


多くの方は薄々気付いていると思います。

「ここを穴埋めすれば上手くいきます!」

は、大した効果ないってことをw

 

でも、この「大したことないモノ」に人は群がります。

何故だと思いますか?

 

 

「簡単そうだから」

ただこれだけです。

 

簡単な物はみんながやるので、すぐに効果は薄れるんですけどね。

 

 

ちょっとややこしい話になりますが、こういう簡単なノウハウは

「あなたの商品を売るためのノウハウ」

としての機能はほとんどなく、

「簡単そうに見えるノウハウを売るノウハウ」

にしかなりません。

 

分かりますかね…w

 

 

例えば、

「安物でも、こんな簡単な方法で高品質に見えるので売れますよ」

と言われ、「簡単な方法」を知るために沢山の人がお金を出します。

そして実践したけれど大して売れない。

 

でも、「簡単な方法で売れるようになる」というノウハウは相変わらず売れ続けます。

 

そしてついには、そのノウハウを売るためのノウハウが確立しますw

もはや、商品が売れるという本来の目的はどうでも良くなってしまいます。

 

 

少々話がズレましたね。

そもそも「簡単にできる」も立派な感情煽りトークですよね(笑)

 

 

商品・サービスを納得して買っていただくために本当に必要な事は、商品の有効性や、買った後の未来を熱く語る事ではありません。

 

では、何なのか・・・?

 

相手がその問題を抱えるようになった根本的な問題をしっかり言語化してあげる事です。

大抵の場合、問題の真の原因は本人は自覚していません。

また、そこから生じている問題や損失にも気付いていないことが多いです。

 

実は、それこそが「必要性」だったりします。

 

必要性が感じられなければ、値引きもプレゼントも感動も共感も全く無意味です(笑)

ウェブセミナーでは、空気感が伝わらないからこそ、必要性の濃度がさらに重要になりますね。

 

 

オンラインやウェビナーでセールスをしたいと考えている方は、ぜひそこをもう一度見直していただきたいと思います。

 

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2020.10.14

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