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負けの感覚を鍛えればPDCAの質も上がる!

負けの感覚を・・・「鍛える」。

 

PDCAみたいな「振り返り」の時にもこの感覚は必要です。

 

 

P:計画する

D:試行する

C:チェックする

A:改善

 

ポイントは「試行する」だなと思います。

ちょっとやってみる・・・です。

そして、その結果を検証して(check)続行するかどうか決める(action)。

 

 

何か良いアイデアを思いつくと、失敗のイメージは湧きませんので、一気になんでもやってみたくなりますよね。

 

 

でも、失敗の感覚を心得ておくと、PDCAのどの段階でも、冷静にいろんな角度から考えられます。

 

 

 

「こりゃダメだな」

という時にどういう感覚になるべきかを知っておいた方がいいです。

 

そうしないと、立ち直りにとても時間がかかるし、必要以上の痛手を負うことになります!

 

 

 

 

「こりゃアカン」て感じの時、原因は大きく2つあると思います。

 

一つは、自分が未熟

もう一つは、環境が悪い

 

 

「環境のせいにするな!」

というスパルタな言葉が奮起させることもありますが、どうあがいても場が悪いということはあります。

 

 

経験を積んで強くなるということは、そういう「場の悪さ」に気付くスキルも身に付けるということでしょう。

 

そして、その場の悪さに気付いた時の感覚ですが、

「すぐ逃げる」

です(笑)

 

 

 

どうしても結果にこだわり過ぎて

「こんなはずじゃない」

「もっと頑張ればきっと・・・!」

みたいに、意地になってしまうことありません?

 

 

私はありますよw

 

 

でも、そういう時は、一度離れて冷静になるという姿勢が一番です。

で、仕切り直しです。

 

この感覚を知らないと、PDCAの C や A で誤った決断をしてしまいます。

 

 

こんな時は、「悔しい!」「リベンジだ!」「取り戻すぞ!」みたいな感覚になってはいけません。

 

 

 

淡々と、現状把握をして、今持っているものを大事にして、計画を練り直すという感じです。

持てるモノを総動員して勝とうと意地になってはいけません。

 

 

 

積み上げるときはコツコツです。

でも、失うときは一瞬です。

信用とか、お金とかw

 

「信用やお金にも重力が働く」と思っていいでしょうw

 

 

失った時にすぐの元に戻そうと無茶をして、さらに失います。

そうならないコツは、一度失敗した時に、すぐにまたコツコツモードになるのが一番です。

 

 

 

 

こういう冷静さって、やろうと思ってできるものではありません。

 

意識して鍛えるものです。

 

 

その方法ですが、それは一つしかないと思っています。

 

 

それは、自分のルールに従い続けるというものです。

 

 

そのルールが自分にとってベストかどうかは、やり続けてみないとなんとも言えません。

しかし、とにかくきちんと守ることだけに集中するのです。

 

 

例えば

時間(起床時間とか、働く時間とか)

お金(決められた金額以上は使わないとか)

人間関係(借金の保証人にはならないとかw)

約束の取り方(先約を優先するとか)

仕事の取り組み方(データと感覚のバランスの取り方とか)

倫理観(自分の善悪判断よりルールを重んじるなど)

 

 

こういったことは、「なんとなく」のレベルで毎日過ごしていると思います。

でも、こういった事柄に細かく自分でルールを設け、しっかり守り続けることで、環境の良し悪しを読む感覚が磨かれるのです。

 

 

 

 

よく、スポーツ選手はルーティンを重んじますよね。

実はビジネスで成功している人も、ルーティンを自分に課している人は多いです。

 

 

なぜ、そんなことをするのかというと、場を読む感覚を鋭くするためです。

自分の行動レベルを常に一定にすることで、他の変化に敏感に気付くことができるようになります。

 

 

 

ほとんどの人が、損得勘定で物事を決定します。

 

 

ほんのちょっと自分のルールを破れば、目の前に大きな利益があると感じた時・・・それでもルールを守れるでしょうか?

 

 

いや〜〜〜・・・なかなかこれは難しいですね〜〜〜!

 

 

私もルールを捨てるだろうなw

 

 

でも、知っておかないといけないのは、自己信頼は確実に捨てたことになります。

なので、その後、また迷うべき事象に遭遇した時、自分を信頼して結果を出すという確信を持つことはできなくなります。

 

 

 

以前、イチロー選手がスランプになった時のことをテレビでみました。

 

スランプの入り口はなんと、あるヒットでした。

今までだったら手を出さない玉にバットを振ってしまった・・・そしてそれがヒットになった・・・。

 

 

 

彼のスランプはそこから始まりました。

打ってはいけない玉に体が反応するようになったそうなのです。

すると、三振ばかりになります。

 

 

そのスランプを脱するためには、

「打てるかもしれないけど打たない」

という感覚を鍛えるしかありません。

これは、本当に大変なことです。

 

 

自分のルールを破るとはそういうことなんですね。

 

 

「やらない」「やめる」「逃げる」

こんな行動は実はとても勇気のいることです。

まさに、メタ認知がないとできません。

 

 

悔しさ、虚しさ、意気込み、時に怒り。

場が悪いと分かったら、無駄な意地はすぐに手放す。

 

 

是非「鍛える」という視点を意識して、PDCAにも取り組んでみてください。

 

 

 

 

2020.10.19

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